昨日の続き

注）今日の記事は昨日の分を先にお読みください。続いてます。

来賓を代表して羽田氏が祝辞を述べた。この中で同氏はムーランさんが羅患した鼻中隔癌は同氏自身の長い診療経験でも二、三の例しかない非常にめずらしいガンであり、日本国内でも手術の成功例が十例もなく、十年前の当時としては難しい手術であったこと。十一時間半にも及ぶ長い手術であったが、ムーランさんが治癒した原因は前向きな姿勢でガンと闘ったことであり、とても嬉しく思うと述べ、今後の活躍を祈念した。

開宴にあたり、符会長がムーランさんの回復と出版を祝い乾杯の音頭を取った。パーティーは、かつて東京華僑青年会合唱団のメンバーであったＳさんのピアノによる名曲「イスタンブールのばら」をはじめ友人たちが演奏を披露したり、参会者の出品協力によるオークションを催したりと会場はムーランさんの回復を祝う心暖かい雰囲気に包まれていた。また、北省僑胞のＧ氏から同氏自作の書画がお祝いとしてムーランさんに贈られた。

閉会にあたり、ムーランさんは同書付録に掲載された自らの作詞・作曲による人生をもう一度生き直す言う意味の曲名「リライフ」を披露したあと、闘病生活を通じて素直に感謝できる心や、人として生きるには何が一番大切かなど自らの心情を吐露し、参会者にお礼を述べた。

なお、当日の会費の一部とオークションの売り上げは財団法人癌研究会に寄付される。

３月１５日付　華僑報より。

２日間お付き合いありがとうございました。
写真も付けたかったのですがどうもうまくいかないので明日にします。

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